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【知っておきたい】派遣添乗員と旅行会社添乗員の違い

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はじめに

旅行会社を経営しているMorishiです。

今回は派遣添乗員と旅行会社添乗員との違いをまとめました。

前回は添乗員の資格についてお話をしました。
添乗員になるためには、2つの方法がありましたね。

・派遣添乗員から添乗員登録をする。

・旅行会社に勤務し添乗員となる。

どちらがあなたに適しているのか、確認できる記事となっております。

どちらも大きく変わりませんが、添乗員としてスペシャリストとなるのか、旅行業務の延長線の中で添乗員を経験したいのかわかる内容となっています。

私は旅行会社に勤務しながら添乗業務を13年しております。国内は繁忙期はほぼ会社にいなくほぼ添乗業務をしておりました。

(添乗中、朝起きたらどこにいるんだっけ??って焦るぐらい辛い添乗業務もありました)

Morishi
Morishi
それでは、派遣添乗員VS旅行会社に勤務しながら添乗員をする違いについて解説していきますね。

 

派遣添乗員と旅行会社添乗員の違い

派遣添乗員は主に、

旅行会社が企画した旅行ツアーに対して、派遣会社に委託され当日添乗業務を行う。

それに対して、

旅行会社の添乗員は

旅行会社が自社で企画した旅行ツアーに対して、自ら添乗業務もこなす。

派遣添乗員は大手旅行会社と契約をしていることが多く、主にパッケージ商品のツアー企画などの添乗員を行うことが多い。

つまり、募集型企画旅行となる。募集型企画旅行とは、不特定多数の一般募集をし、集まったお客様に対して旅行サービスを行う。

旅行会社の添乗員は主に、受注型企画旅行が多い。お客様の要望に従い旅行会社が企画をする旅行サービス。

両方ともメリット・デメリットがある。

派遣添乗員のメリット

派遣会社の添乗員は、添乗員の仕事が主体のため、添乗員のプロとなります。
年間月の半数以上は添乗業務で世界や国内各地に飛び回る。理想の仕事でもあります。

年間約180日ほど、添乗員として飛び回り、添乗員のスペシャリストになれる。

添乗業務のみで仕事を稼げる。

旅行は経験がすべてといわれるほど、添乗員の経験は財産となる。

派遣添乗員のデメリット

主催は旅行会社のため、ルールにのっとって業務を遂行する。
トラブルがあった場合や変更点とは、主催である旅行会社に報告する義務がもちろんある。

添乗員の依頼がない限り仕事が発生しない。

旅行会社の企画のため、ある程度の権限は旅行会社にある。

派遣添乗員は旅行会社と打ち合わせやフィードバックもする。ある程度の信頼がないと旅行会社もお願いしづらいのも現状にある。

派遣添乗員はコロナで大打撃

派遣添乗員は登録をしていますが、2020年コロナで団体旅行のツアーがほとんどなくなり、添乗業務の仕事がなくなった。今後もコロナ禍で団体旅行の案件が当面少なくなることから厳しい状況が続く。

旅行会社の添乗員のメリット

旅行会社の添乗員のメリットは、お客様の仕事の延長線に添乗業務があることが多い。

お客様との信頼関係が築きやすい。

最終責任が本人次第のため、判断が早くできる。

案件受注から当日までの添乗員をこなされば、必然とお客様との信頼関係が構築され
仕事の案件も増える。(受注型企画旅行)

職場旅行や、慰安旅行などの添乗業務であれば、お客様との距離が近くなり毎年添乗業務も任されることになる。

旅行会社の添乗員は、自分が行きたいところに行けることが多い。

例えば、

お客様の社員旅行の添乗業務で、お客様のご要望を応じながらではございますが、あなたが行きたいところの企画を戦略的にご提案すれば、実際に添乗員としていくことも可能です。

細かくいえば、このホテルに泊まりたいと思ったらそこのホテルを提案すればよいです。

旅行会社の添乗員のデメリット

デメリットとしては、経験が派遣添乗員より数が少ないため、ある程度の年数をこなす。

添乗員の経験は一定程度まで。

休日が少なくなる。

日々の旅行業務の仕事もあるため、添乗員の経験自体は年数をこなす必要がある。そのため、人によって添乗業務の回数が異なり、レベル的には一定程度の経験で終わる。

また、休日の添乗等が多くなる時期(繁忙期)になると、休みが取れず日頃の仕事と添乗員の仕事のバランスがすごく大事になる。

旅行会社の業務の内容によっては、添乗業務すら行かせてくれない場合もあるので、旅行会社に就職・転職する際にはしっかりと確認しましょう。

給料に関して

給料は気になるところですよね。それぞれの添乗員の場合について解説していきます。

派遣添乗員の場合

派遣添乗員の場合は

  1. 国内の場合は1日あたり約7,000円~12,000円
  2. 海外の場合は1日あたり約8,000円~25,000円

添乗員のスキルアップとして、「添乗員能力資格認定試験」があり1級・2級の総合・国内の科目があり、それによって歩合制も変わる。

給料は、固定していないので、基本的には国民年金や国民健康保険は自分で支払うこととなる。

一般社団法人添乗サービス協会には添乗員の情報が詳しく記載されているので参考になると思います。

旅行会社添乗員の場合

旅行会社の添乗員の場合は

そもそも固定給があり、追加で手当てが発生する場合となる。

  1. 国内の場合は一日あたり約5,000円~8,000円
  2. 海外の場合は一日あたり約10,000円~15,000円
  3. 休日手当 約3,000円

会社の就業規則等により役職等で決め細かく設定いる会社が多い。

会社によっては、準備金を用意してくれる会社もあった。私が勤めていた会社は初めての海外添乗員の時は、準備金35,000円を出してくれました。

ちょっとした裏話

添乗員で行く場合は、お客様の信頼関係を築くのも大事な仕事になるため、業務が一通り終われば、お客様とお酒を交わすことも良くある。また全体のツアーの売上を把握し添乗員としていくので、多少なりとも仕事が終われば、贅沢な現地のお酒と食事を堪能することもある。

添乗員に向いている人

添乗員に向いている人は

  • 元気がある人
  • はっきりりしている人
  • お客様の世話が好きな人
  • 気づき考え行動する人
  • 物事の発見を自分の経験にいかせる人
  • 身だしなみを意識しない人

これができない人は不向きである。

知識と経験は添乗員の経験を何度もすれば勝手に身に着く。添乗員は常に見られる側になります。お客様を安心されるのも仕事ですし、万人受けしやすいように、身だしなみなどには気をつけましょう。

よくベテランの添乗員でも見かけますが、靴を磨いてない添乗員や斜めバックがよれよれになっていたり、プライベートと勘違いして腕時計などのおしゃれすぎる時計やベルトをしている人いますけど、正直、私の経験上残念に思います。

添乗員はお客様からお金を頂いてお仕事をしていることをしっかり胸に刻み添乗業務をすることを常に意識しましょう。

まとめ

派遣添乗員は主に添乗員として仕事となるため、キャリアップなどを目標にする人はおすすめです。

旅行会社添乗員は、会社に属しているので、旅行業の経験を積みながら添乗員の経験や知識も勉強できる。

あなたが、どちらに向いているのか、確認した上で選択するのが良いと思います。

ご相談やご質問があれば、「CONTACT」からご連絡ください。

Thank you!!!

ABOUT ME
Morishi
1983年生まれ、「Morisi」です。 旅行会社に13年勤務→脱サラ→コロナ禍の中2020年新に旅行会社を設立。 旅行会社の裏情報やこれから旅行会社に就職・転職を目指している人・旅行会社勤務している人・旅行会社を起業をしたい人向けに私の経験と知識をお伝えできればと考えております。 旅行にまつわるお話や旅行情報も合わせて発信していきます。 ◇資格◇ 総合旅行業務取扱管理者 総合旅程管理主任者 インバウンド実務主任者

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