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【初心者でもわかる】添乗員の挨拶とよくある話

添乗員の挨拶
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はじめに

旅行会社を経営するMorishiです。
コロナ禍で添乗業務も少なくなり、早く添乗員の仕事に「うずうず」しています。
私は、約13年間旅行業に関わりながら、年に60回ほどは添乗員をしていました。主に社員旅行や企業の旅行関係がメインでした。

今回は私が思う初心者でもわかる添乗員の挨拶とよくある話を解説していきます。

添乗員は「演者になれ」

添乗員は時には、普段と違った自分を表現することも大切です。

あいさつ編

添乗員の仕事は積み重ねですよね。なかなか慣れないという人も多いと思います。

特に、皆様の前であいさつする機会が多くなります。
はじめの挨拶と終わりの挨拶はしっかりとしましょう。

朝のあいさつ

お客様と一緒に過ごす上で、第一印象はすごく大事です。集合場所や空港・バス内の最初の挨拶は一番大事な仕事です。

しっかりと予習して当日を迎えてください。

  1. 挨拶
  2. ツアーの参加の御礼
  3. 自己紹介
  4. 行程の説明(添乗員にとって最も大事)
  5. 注意事項
  6. ドライバーガイドの紹介
  7. 締め

参考に朝のバスの中を想定して挨拶の流れをしてみましょう!!

挨拶

皆様、おはようございます。朝早くからお集り頂きありがとうございます。

ツアー参加の御礼

この度は〇〇ツアー(〇〇株式会社)をご利用頂き、誠にありがとうございます。

自己紹介

本日より2日間皆様とご一緒させていただきます添乗員の〇〇と申します。会社では〇〇と呼ばれたり、〇〇と呼ばれることがあるので、皆様も気軽に〇〇と呼んで頂けたら幸いです。もちろん「添乗員さ~ん」と呼んで頂ければ、きっと?振り向くでしょう(笑)

※その他、出身・趣味などを話し話題作りや親近感を与えましょう!

何かお困りのことがありましたら何なりとお申し付けください。それではどうぞ宜しくお願いいたします。

行程の説明

それでは、本日のスケジュールを簡単に説明させていただきます。お手元にご用意しております旅行手引きをご覧ください。

これより、〇〇インターに入り、2か所サービスエリアに立ち寄り〇〇観光地に向かってまいります。昼食をとり、午後からは〇〇観光地に行き本日ご宿泊の〇〇温泉〇〇旅館には、17時頃に到着予定となります。

本日の行程は以上となります。細かい詳細は都度ご連絡をさせて頂きます。尚、明日以降については明日のご案内をさせて頂きます。

注意事項

皆様には3つの約束をお願いいたします。

1つは、時間厳守。2つ目は貴重品の管理。3つ目は健康管理。

※その他、必要に応じてバス内の注意事項(シートベルト着用・禁煙・ゴミ等)

ドライバーガイドの紹介

今回のバスは〇〇観光バスの〇〇さんとガイドの〇〇さんです。

締め

皆様のお世話をします、ガイドの〇〇さん・ドライバーの〇〇さんと添乗員の私3名で、安心・安全にスケジュールを遂行いたします。どうかご協力の程宜しくお願いいたします。

2日間と短い時間ではありますが、精一杯努めて参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

初心者の人は高望みをしやすい人が多いため、「いろいろと話したくなる」「話さなければいけない」などと頭の中が整理できず、相手に伝わらないことが多いので、シンプルに要点を述べると良いと思います。

挨拶者が数名いる場合のバトンタッチの仕方

幹事さん→添乗員→バスガイドとなります。幹事さんがいない場合は添乗員から挨拶しましょう。

※帰りの挨拶も同じ順番です。

帰りのあいさつ

「終わりよければすべてよし」そんな言葉がありますが、旅行を成功させる最後の挨拶となります。好印象で終わらせ、次に繋げるためにもしっかりと挨拶をしましょう!!

  1. 到着の案内
  2. ツアー参加、ご協力の御礼
  3. 旅行の振り返り
  4. ドライバー・ガイドの御礼
  5. 締め

参考の帰りのバスの中の締めの挨拶をしてみましょう!!

到着の案内

皆様大変お疲れ様でした。あと〇〇分で最終目的地に到着をし、解散となります。

お忘れ物なさいませんようにご準備の程宜しくお願いいたします。

ツアー参加のご協力の御礼

この度は〇〇ツアー(〇〇株式会社)をご利用頂きありがとうございました。

旅の振り返り

今回は1泊2日間のご旅行でしたが、道中大きな時間変更もなく、旅を遂行することができました。何より皆様のご協力を頂いた結果です。感謝いたします。また、体調を崩された方もいませんでした。増えたのはお土産でしょうか。(笑)改めて感謝いたします。さて、旅の長時間の移動も含め、知らず知らずお疲れになった方もいらっしゃるかと思いますが、ご自宅に着くまでがご旅行となります。どうかお気をつけてお帰りくださいませ。

ドライバー・ガイドの御礼

今回のご旅行において、ご協力頂きました〇〇観光のドライバー〇〇さんとガイドの〇〇さんありがとうございました。

締め

最後となりますが、皆様の今後のご活躍とご健康を祈願し、言葉の挨拶とさせていただきます。2日間ありがとうございました。

またどこかでお会いする日を楽しみにしております。

おわり

事務連絡編(宿泊施設到着時の案内)

宿泊施設に近づきましたら、ホテルのご案内と注意事項をしっかりとお伝えください。

もちろんホテルの魅力を伝えることにしましょう。

理由は、参加者の多くは、「食事」「宿泊施設」をすごく楽しみにしている人が多いからです。

宿泊施設の案内

もうすぐ、本日お泊りになる〇〇温泉の〇〇旅館でございます。ホテルに到着いたしましたら、旅館の方がお部屋へご案内を致します。お部屋の鍵は各部屋2本づつご用意しております。お部屋のテーブルに置いてございすので、そのままお部屋にご移動ください。夕食は2階大広間の〇〇となります。18時30分より開始いたしますので、夕食会場にご集合ください。また、大浴場は深夜1時まで翌朝は5時より入浴が可能です。朝食時間は1階〇〇会場で朝7時よりスタートとなります。バイキングコースとなります。その他、注意事項をご連絡いたします。お部屋の冷蔵庫のご利用は個人清算となります。その他、個人利用分も含め必ずチェックアウト時にご精算をお願いいたします。明日9時にご集合後、バスに乗り出発いたします。それまでに必ずチェックアウトをお済ませください。添乗員の私は同じ〇〇旅館に泊まりますので、何かございましたらご連絡頂ければ幸いです。

その他、何かご質問はございますでしょうか。

もう間もなく到着しますので、忘れ物がないようにご準備ください。

 



 

事前に予習すべきこと

どんな添乗員でもお客様からみれば旅行のプロと思われます。そのため、知らないで恥をかく事がないように、最新の情報はキャッチしときましょう!

  • 天気予報
  • 現地最近ニュース
  • 工程表に関わる質問予想

天気予報は常に把握しましょう。事前にバス会社に傘の準備をお願いすることもあります。

現地話題のニュースを取り入れることで、添乗員さん「詳しいね」と思わせることも頼りになるひとつの要素です。

工程表に関わる質問を事前に予想して、準備をしましょう。もちろん歴史や案内についてわからないことがあれば、素直にガイドさんに相談しましょう。

添乗員のよくある話

添乗員を経験すれば、30名~50名のバス1台を一人で回すことが多くなります。お客様は添乗員さんがいれば「安心」と思います。添乗員も見えないところで大いに苦労をしています。

トラブルの対応

  • 渋滞していて、昼食に間に合わない
  • 体調不良
  • バス内のトイレ

渋滞していて昼食時間に間に合わないなんてざらにあります。

渋滞予想がわかった時点でしっかりと昼食場所に連絡をしましょう。

ノウショウ扱いでキャンセル料が効かないことも多数ですが、お客様は「ごはんが食べれない」などとならないように、キャンセルをして、昼食場所の変更をすることもあります。

お客様の体調不良の対応に関しては、添乗員は皆様の行動を把握しなければなりません。単独で体調不良の方のお世話をするとツアー事態が進行しません。一緒に参加して頂いている方に助けて頂くこともあります。

バス内で飲食をしての旅行もお客様にとったら楽しみのひとつです。トイレ問題は本当によくあります。

事前にそのようなツアーであれば、休憩場所を確保したツアー企画をするのも旅行会社の役目となります。

添乗員のよくあるミス

  • 人数の確認
  • お客様と飲食を交わす

点呼をとるのも基本は添乗員の仕事と考えた方が良いです。バスガイドにうっかりお願いをして、人数が間違って出発することがたまにありました。距離が近い添乗員の方が責任が重くなるので、任せっきりでないよう自分の目でちゃんと点呼するように心がけましょう。

お客様と飲食を交わすことは、ケースバイケースですけど、もしそのようになったら、お客様と同じ食事メニューにしましょう。別食であれば、添乗員用のメニューにすればよいと思います。昼からお酒を交わすことも、私は正直ありましたが、あまりお勧めしません。一部の参加者からは「よく思わない方もいます」なるべく断りましょう。

添乗員vsバスガイドのケンカ

添乗員とバスガイドは良くケンカします。私は少ない方でしたが、旅行中嫌な思いで添乗をすることも良くありました。主に喧嘩することをまとめました。反感をかうかもしれませんが、私は海外のガイドさんの方がめちゃくちゃ楽ですね。

  • 仕事の把握
  • 食事の手配

まず構成としては

お客様→添乗員→ガイドの順番になっております。

ガイドさんはもちろん現地の情報などはめちゃくちゃ詳しいのは当然です。

添乗員はお客様と直であり、添乗員の評価が落ちないように努力します。

しかし、場合によってはそガイドさんの仕事をとってしまうこともあります。ガイドさんのプライドを気づ付けたことに繋がります。

そんな時、添乗員の許可もなく

勝手に、時間変更したり、案内したりするするガイドがいます。私もプライドが高い方なので、もちろん裏でもめます。ガイドさんとドライバーさんとの事前の打ち合わせをしっかり行えば、問題ないでしょう。なるべくバス添乗員の場合はガイドに任せるのも手です。

また、昼食場所のガイドさん・ドライバーさんの食事を用意していないと態度が一変します。

なので、

添乗員はお客様にも十分気を使いますが、ガイドさんやドライバーさんにも大いに気を使います。

ガイドさんやドライバーとうまくやるには、昼食時間の大切にし、食事をよくしてあげる。休憩時には、飲み物などを渡してあげる。「一緒に仕事をし助け合いましょう!」と意識づけるのも添乗員の仕事です。

ガイドさんの悪い癖実体験

・あるガイドさんと東京観光翌日ディズニーツアーのバス旅行の添乗にいった際にガイドさんがディズニー大好きな方で、翌日のディズニー観光の際に遊んでいたさすがにそのバス会社のガイドさんは二度と使いませんでした。

・観光地のお土産を買うガイド・・・これは本当に多いです。お客様の目の前でお土産の袋を大量に購入しているガイドさんは勘弁してほしいです。もちろん見えないようにお土産を購入して頂ければ問題ありませんが、、、、

※あくまで一部の方だと認識しております。

まとめ

今はコロナで本当に添乗員の仕事がなくなり、これからも添乗員の仕事が少なくなることも予想されますが、もしあなたが添乗員として初めての経験や添乗経験が浅く不安に思っている方がいれば、是非参考になるように解説をしております。まずは「挨拶」をしっかりできるようにしましょう!

添乗員は「演者」になれ!

これは私の大先輩の言葉ですが、添乗員になりきることができれば、お客様から大事に思って頂ける存在となるでしょう。

頑張ってください。

Thank you!!!

ABOUT ME
Morishi
1983年生まれ、「Morisi」です。 旅行会社に13年勤務→脱サラ→コロナ禍の中2020年新に旅行会社を設立。 旅行会社の裏情報やこれから旅行会社に就職・転職を目指している人・旅行会社勤務している人・旅行会社を起業をしたい人向けに私の経験と知識をお伝えできればと考えております。 旅行にまつわるお話や旅行情報も合わせて発信していきます。 ◇資格◇ 総合旅行業務取扱管理者 総合旅程管理主任者 インバウンド実務主任者

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