はじめに
前回は旅行会社を利用するメリット・デメリットの海外編をお話しました。
今回は国内編を解説していきます。
国内の場合は海外と違い、「情報が入りやすいのと・想像がしやすい・移動手段が楽」です。
国内旅行の場合は「困ったらどうにでもなる」と考えれるため、年々インターネットの普及で旅行会社を利用しなくても、旅行者本人が手配することが多くなった。
そこで、本記事は「旅行会社を利用するメリット・デメリット(国内編)」について解説していきます。
- 国内旅行で旅行費を安くしたい方
- 旅行会社はあくまで情報提供として利用している方
- 旅行会社を利用する最大のメリットを知りたい方
旅行会社を利用するメリット
旅行会社を利用するメリット4か条
- 旅行商品が安い
- 宿泊施設の質が安定
- 交通手段と宿泊施設をセットで手配できる
- 現地情報を教えてくれる
旅行商品が安い
最近の旅行会社のイメージは旅行会社で頼むと高くなります!
なんて思っている人が多いと思います。
しかし、旅行会社を利用すれば、いろいろな面で安くなることも多いです。
それは、
- 大量仕入れから販売ができる。
- ツアーなどの移動手段を考慮して安くなることが多い。
大量仕入れの場合は、物販販売等をしている方ならわかると思いますが、大量購入によって単価が安くなったり、特別レート(料金)をもらうことができます。その分、お客様が個人で手配する場合より安くなることが多い。
ツアーなどの移動手段を考慮して安くなる場合は、主にツアーバスを利用した時です。日帰り8000円ツアーや1泊2日間19,800円ツアーなどありますよね。
例えば、
個人で移動する場合電車・タクシー・レンタカーなど利用した場合、トータル的にみたら貸切バスのツアーなどは安くなると思います。さらに特典がついていたり、競合他社と競争があり、基本的に「お客様の満足度」をあげるために旅行のプロが値段交渉・企画・販売価格を考え、ツアー構成しますので、安くなるのは当然です。
宿泊施設の質が安定
宿泊施設の質は安定している。旅行会社は情報屋と言わざる職業でもあり、常にアンテナをはって情報を得ています。
また、大手旅行会社のJTBのように、何十年も培ったホテル評価もあり、私も参考材料にさせて頂いております。安定・適切の面で素晴らしいものがある。
こんな残念な経験したことありませんか。
今の時代、写真はどう見ても綺麗に掲載されています。
そんな時に旅行会社のプロのスタッフに聞いてみるのは、本当に価値があります。しかも無料で聞けるんですよ。
旅行会社の担当者に聞く際に以下の条件で聞いてみてください。
- このホテルに泊まったことがありますか。
- 客室やホテルの規模はどのくらいでしょうか。
- この地域でおすすめのホテルはどこでしょうか。
- スタッフの対応はどうでしょうか。
いろいろと情報を聞き出しましょう!!
交通手段と宿泊施設をセットで手配できる
パッケージ商品で交通費+宿泊プランのセットになっているものは、旅行会社ならではの商品ですよね。
正直かなり安い設定になっております。(もちろん繁忙期や長期連休は別として)
キャンセル料の規定が厳しいため、状況に応じて利用すべし!
パッケージ商品の国内の場合は出発の21日前よりキャンセル料が発生するケースがほとんどです。
現地情報を教えてくれる
旅行会社に相談する場合はほとんどが申込前提と考え、相談料を無料にしている旅行会社がほとんどです。
よく店舗にいくと「旅行業取扱料金表」を掲示してあります。
これは、旅行業法上お客様の見える位置に設置する必要があります。
そこには
旅行相談料 〇〇円と必ず記載されております。
つまり、旅行相談も本来ならお金が発生します。
しかし、私の知る限り旅行相談でお金が発生する旅行会社は見たことがありません。
よって、無料で相談できるのです。それはいわば情報を手に入れ、現地の情報を色々と聞き出せることです。きっと旅行のプロが丁寧に情報を提供してくれるでしょう。もし対応が悪い旅行会社であれば、即座に別の旅行会社を利用しましょう!!
旅行会社を利用するデメリット
旅行会社を利用するデメリット5か条
- 手配依頼によっては高くなる傾向
- 店舗に行く必要がある
- スタッフの対応でまちまち
- 手続が面倒
- 民泊やグランピング施設などの情報は弱い
手配依頼によっては高くなる傾向
メリットで旅行商品が安いと書きましたが、実は手配依頼によっては高くなる傾向があります。
それは、
- JR券全般の個札
- 契約がないホテル
- 直販(ベストレート)と記載があるホテルのみの手配
- 国内航空券(個札)
となります。ここに記載したのは、旅行会社をわざわざ通さなくても通しても料金が一緒もしくはむしろ高くなる傾向がある旅行商品です。
JR券の場合はネット予約すると安くなったり最近ではしますよね。契約がない新規ホテルや直販のホテルはむしろ高くなる傾向がある。
なぜなら、旅行会社の利益が全くないからです。いわば依頼されてもボランティアとなり、ピンハネをするしか利益がとれないのが現状です。そのため、「取扱手数料」の項目を追加し、手配することも多い。
国内航空券も基本、航空会社がネット販売している金額と全く同じです。
昔は、利益がある商品でしたが、残念なことに年々少なくなってきております。
店舗に行く必要がある
旅行会社のイメージは華やかな店舗があり、旅行商品のパンフレットが並んでいて、綺麗な旅行ポスターもあります。
お客様からしてみれば、店頭に行き、整理券を取り、混雑していたら待たされ、旅行相談をし、その場で旅行申込金を払いと以外と数時間から半日潰れるのが現状ですよね。
不効率な部分も旅行会社の店舗事情です。
新型コロナウイルスの影響もありますが、年々インターネット環境が良くなり、旅行会社の店舗販売が少なくなる傾向にあります。実際に大手旅行会社も2021年までに多くの旅行会社の店舗が撤退することとなっております。
スタッフの対応がまちまち
旅行会社の店舗に相談しに行ったり、旅行会社へ問合せした時に、旅行商品の販売をする上でスタッフの対応がまちまちですよね。
あなたはどの基準で選びますか。
旅行と関係がないのですが、「商品を購入するとき」私は必ずすることがあります。
商品は正直、どこでも購入できる。そんな時、やはり情報の適正とサービス精神が豊富な方に対応して頂いたら「気持ちよく購入」できるため、そこを購入する基準としております。
旅行会社も同じで、スタッフの知識や手配状況、スピードはスタッフによってまちまちです。全く知識がないが、旅行商品の説明はできるスタッフは恥ずかしながら多く存在します。
もし、スタッフの対応が良くない場合は、別の旅行会社にお願いしましょう。
旅行は準備から旅行の気分を味わうのもひとつの楽しみです。旅行計画をし想像しながら、旅行当日を迎える。
そんな時に対応が悪いスタッフにお願いしなければならいことがあれば、旅行の楽しみが1つ消えてしまいます。
すぐ、別の旅行会社を探しましょう!!
手続が面倒
最近の課題でもあり、手続が面倒ということです。理由はインターネットが進み、インターネットの中で物事が解決し、
「非対面型で商品が購入できる」「決算が楽」が挙げられます。
その反対で、まだまだ旅行会社の多くは、
「対面式で旅行申込をする」「現金で支払い」「旅行申込の記入が多い」などが挙げられます。
インターネットを反して販売している旅行会社が多くなっている一方、中小企業の旅行会社はまだまだ莫大なシステムには届かず、手続が面倒な方法となり、2極化しつつある。
民泊やグランピング施設などの情報は弱い
最近よく耳にする、民泊やグランピングなどに宿泊する人も増えてきました。民泊やグランピングはどちらかというと、旅行会社も手配をしたくない案件でもあります。
利益率が低かったり、確認事項が多い。
何より情報量が少ない点、販売をしにくい施設です。
まとめ
旅行会社を利用するメリット・デメリット(国内編)について解説をしてきました。
海外と異なり、旅行のイメージや旅行先で困らない点から旅行会社を利用しない人が増えてきております。
しかし、まだまだ旅行会社を利用するメリットはたくさんあります。それに従い、インターネットの情報が拡散されている中、旅行会社にとってデメリットも多くあります。
旅行に行く際には、旅行計画をする上で、旅行会社を「利用するべきか」「個人で手配するべきか」を検討し、旅行計画を立てることをお勧めいたします。
旅行会社を利用するメリットデメリット・海外編と番外編を参考にして頂ければ嬉しいです。
今日もありがとうございます。
Thank you!!!