はじめに
こんにちは、旅行会社を経営しているMorishiです。
旅行ツアーに行った際にツアーを案内してくれる「スーツ」を着た人いますよね。
今は、カジュアルになって、昔はどこ行ってもスーツ着ている人が添乗員??なんて
言われるほど、まじめな添乗員のイメージが多いですよね。
私も海外旅行の添乗員でいろいろ行きましたが、
東南アジアやリゾート地でも、スーツを着たりすることがありました。
今では、逆にお客様から暑そうなどと言われ、それなりにカジュアルに着こなしています。以前勤めていた会社は法人関係のお仕事がメインでしたので、スーツが絶対みたいな感じで、汗をかきながら必死に添乗員やってました。(笑)
私は清潔感があり、しっかりと着こなし・靴もピカピカに磨いていれば、スーツを着なくても良いと思っている添乗員です。
本記事は「添乗員になるためには」、どうしたらよいのか解説していきます。
添乗員になるためにはどうしたらいいの?
こんな悩み解決していきます。
結論
- 添乗員とはお客様に寄り添い案内する仕事。
- 実は添乗員の経験は資格がなくてもできる。
- 添乗員の資格は会社に所属しているうちに早い段階でとろう。
- 将来、添乗員を目指している方
- 添乗員の資格を取得したい方
- 旅行会社に勤務している方
添乗員になるためにはいくつかのステップが必要となります。
それでは、解説していきます。
添乗員とは
添乗員とは旅行ツアーに同行し、お客様の案内をする仕事です。
「ツアーコンダクター」とも言い、業界では略して「ツアコン」という。
主な仕事
- 旅行の総合案内
- お金の管理やチケットの管理・手配
- ホテルでの注意事項や案内
- 安全管理や健康管理
- トラブル対応
❶旅行の総合案内
参加されているお客様に旅程の説明・集合時間・場所などをしっかりと伝える仕事も添乗員の仕事です。目的地・次の目的地・旅程の管理などを事前に用意した旅程表に合わせて、遂行していきます。
❷お金の管理やチケットの管理・手配
観光地などに着いたら、チケットをお渡ししたりするのも添乗員の仕事です。もちろん現地での追加手配や変更作業も添乗員の仕事です。例えば、50名の団体旅行で観光地のチケットを購入する場合、添乗員が代わりに皆様のチケットを用意することになります。スピードやチケットの配布漏れがないか確かめながら行う必要があります。
お客様と一緒に行動していたら、チケット配布にも時間がかかります。1歩先、2歩先を予測するのも添乗員の仕事です。
また、お金の管理も重要な添乗員の仕事です。大金を持つこともあるので、管理を徹底しましょう。
添乗員用のお財布を用意しときましょうね。
❸ホテルでの注意事項や案内
ホテルのチェックイン・チェックアウト時には、館内の案内や注意事項なども説明します。
夕食の時間・場所・朝食の時間・場所などを案内します。
なるべく言葉で伝えますが、参加者の耳には残らないこともあります。重要な点はなるべく、紙で渡したり対策を考えた方が良いです。
❹安全管理や健康管理
旅行は「安心・安全」が絶対です。参加者の体調管理も十分に配慮しながら旅行を遂行していくのも添乗員のお仕事です。
❺トラブル対応
旅行はトラブルの連鎖です。自然的要因のものもあれば、人的要因もあります。
道路が渋滞していて、目的地に遅れることなんてたくさんあります。フライトが欠航し急遽宿泊施設を探す必要が発生した場合、
こんな時には
添乗員は焦ってはいけません。落ち着いて、皆様の安心・安全を守るのです。
添乗員の資格とは
添乗員の資格は「旅程管理主任者」の資格が必要となります。
旅程管理主任者には
「国内旅程管理主任者」と「総合旅程管理主任者」があり、
国内の添乗員のみは「国内旅程管理主任者」が必要。
国内・海外の両方の取扱いは「総合旅程管理主任者」が必要。
資格を取得したいのであれば、「総合旅程管理主任者」を取りましょう。
なぜなら、
取得する入口はある程度の条件が必要ですが、研修制度を利用し、一定の勉強をすれば、
誰でも取得できます。
※取得する入口はある程度条件が必要とは、、、、旅行業に従事するものでなければ資格が取得できない制度となっております。
・添乗員の資格を取得するには
「旅行業に従事するもの」でなければ、基本的に添乗員になることができません。
いわば、
旅行会社に所属しているか、添乗員派遣会社に登録しているかとなります。
旅行会社に所属して資格を取得する場合
旅行会社に勤めている人は、会社の推薦があれば、最短で4日間で取得できます。
- 旅程管理主任者の研修に行く
- 4日間の研修をする
- 修了テストをする
- 合格すれば、「旅程管理主任者」の資格を取得し添乗業務ができる。
条件
- 旅行業者または旅行業者代理業者の業務に従事するものであって、旅行業者等がその旨を証明した者
- 現に旅行業者によって船員され、旅程管理業務を反復継続して行っている者であって、添乗員派遣事業者等がその旨を証明した者
旅行会社によっては、業務等に支障がでたりすることによって、旅程管理主任者の研修に行かせてくれない企業もあると思います。またあなたの会社が主に添乗業務関連の仕事をしていなければ、資格をとるのは難しいでしょう。
会社選びには気をつけましょう。
添乗員の派遣会社から資格を取得する場合
添乗員を専門としている派遣会社があります。旅行会社に勤めていなくても、
- 添乗員は派遣会社の求人募集に応募する
- 基礎添乗員業務研修を受講する。
- 旅程管理研修を受講する。
- 添乗実務を経験する
- 資格取得
こんな流れになります。
旅行会社ではハードルが高い方は派遣会社に登録して資格を取得する方法もあります。
添乗員の経験は資格がなくてもできる。
添乗員の経験は資格がなくてもできます。いわば、
「サブ添乗」とも業界では言われますが、
2名以上の添乗員がいる場合は、1名が「旅程管理主任者」の資格であれば、もう1名は資格がなくても、添乗業務を行うことができる。つまり、1名以上の場合は必ず、どのような添乗業務であっても「旅程管理主任者」の資格を要する人が必要になります。
つまり、サブで添乗員として行うことができます。経験を積む場合には、良いかもしれませんが、大型団体等の案件でなければ難しいでしょう。
一般的にサブ添乗員が出来る場合
バス1台以上の団体案件
旅行会社の研修を利用するとき
イベントや大会などのある程度添乗員の人員が必要な場合
会社も利益を出す必要があるため、
添乗員を動員する場合はそれなりの人件費がかかります。
例えば、それが休日のことであれば
休日手当・添乗員日当・移動費・宿泊費など発生します。
1名から2名になれば単純に2倍の費用を負担もしくはお客様に負担して頂かなければなりません。
・添乗員の資格はなるべく早めに取得しましょう
「旅程管理主任者」の資格はなるべく早く取りましょう。
会社によっては、情報を教えてくれない会社もあります。
私はまったく教えてくれず、資格を取りそこなった経験もあります。
グレーゾーンで添乗員として働いていたことに後から少しびっくりとしました。慌ててすぐに研修に行き、4日間で取得しました。
資格はなるべく早く所得すれば、将来転職の際に役立つと思います。
旅程管理主任者は履歴書に書く事が出来る資格でもあります。
転職する際にはもちろん経験が重視されますが、「旅程管理主任者」の資格を持っているか・もっていないかであれば、断然持っていて損はない資格です。
なぜなら、
すぐに添乗に行ってほしい案件が発生した場合、資格が有利になるからです。
まとめ
添乗員を目指している人にとっては必要不可欠な資格となります。将来添乗業務をたくさんして経験を増やしていきたい方には是非お勧めの資格です。
旅行会社で勤務しているけど、業務の関係上取得していない方はなるべく、所得した方が良い資格のひとつです。
この資格は正直、ある程度の旅行経験者もしくは旅行業の知識があれば、簡単にそして短期間で取得できる資格です。是非、取得してプロの添乗員を目指しましょう。
Thank you !!!